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窯と土ブログ
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三藤るいインタビュー ~唐津・美しき三藤窯を訪ねて~
by 森一馬いよいよ唐津、ようやく唐津である。コロナ禍で車以外での移動をできる限り控えていた筆者にとって、またしっかりと陶芸家と会って話を聞き、その場で作品をセレクトすることを信念とする窯と土にとって、喫緊の課題でありながらさすがに関東から車では厳しく、不本意ながらどうしても未踏の領域となっていた唐津。す... -
穴ぼこフェチの不思議ちゃんが創り出すフロストワールド ~加藤真美インタビュー~
by 森一馬「コンクリートに小石がパラ、パラと埋めてある床ってありますよね。子供の頃のうちの玄関の床がそれで、その中の一つの石が取れちゃってそこだけ穴があいてたんです。取れたってことはどこかにあると思って探すんですけど当然ピッタリはまる石は見つからない。母が毎朝玄関を掃き掃除するんですが、私が学校に行くと...カテゴリー : 加藤真美 -
茶箱を彩る仕覆の世界 ~多田けい子さんを訪ねて~
by 森一馬ファッションの世界、いわゆる承認欲求の最前線のような世界に長くいた筆者のインスタグラムのアカウントは、世界中のインフルエンサーと繋がっている。「プラダを着た悪魔」という映画があるが、たしかにあれは見ていて少しオーバーな気がしないでもないが、世界中のファッションウィークに行くとまさにあのよう... -
アマンダトン (Amanda Tong) インタビュー Yin&Yangを表現する香港出身の陶芸家
by 森一馬香港出身の陶芸家、アマンダトンさん。ロンドンのセントラルセントマーチンズを主席で卒業後、イギリス、香港で作陶を続け、今は日本をベースに香港で活躍中の陶芸家。素晴らしい経歴を持ったアーティストでありながら、日本での作品発表はなんと当店が初めて。素敵な作品をお披露目する機会を頂き大変光栄である。と... -
コンクリートに魅せられた孤高のアーティスト ~泉田之也インタビュー~
by 森一馬焼締めでありながらどこか都会的で、見たこともないような襞のある歪んだ茶碗。泉田之也先生の積層盌を初めて見た時の感想だ。瞬時に惹かれ、駆けつけた三陸の海岸沿いの町、野田村にあるギャラリーは、なるほど、この辺りでは最も都会的であろうお洒落な建築。そして初めてお会いした泉田先生は、クールで物静かなが... -
「初めて窯から出てきた作品を見た時、DNAが覚醒した」鈴木徹氏インタビュー
by 森一馬燃えるような緑と言ったら稚拙な表現かもしれないが、鈴木徹氏の緑釉には、そのような表現が相応しいと感じる。氏がここ数年テーマにしている「萌生」を辞書で引くと「草木がもえ出ること。転じて、物事が起こり始まること。」と書かれている。まさしく萌え出る=燃えるようなエナジーを感じる作品を生み出す氏の... -
吉見螢石「螢窯」へ行ってきた
by 森一馬隠さずに言うが、初めて吉見蛍石先生にお会いした時、大変失礼ながら窯元のセールスか何かの方なのかなと思った。ファッション業界が長いため、多様性やジェンダーに関する意識は低くはないはずの筆者であるが、それでも彼女が作る粉引や須恵器を見て、これを女性が作っているということが全く想像できなかった。それ... -
「これまでに無い新しいものを生み出す精神こそアート」 伊藤北斗インタビュー
by 森一馬筆者は2019年までは、ファッションバイヤーとしてほぼ毎月海外のショーや展示会に招待され、まさに世界中を飛び回っていた。そんな中突然訪れたコロナ禍。海外出張全キャンセルはもちろんのこと、県を全く移動さえも制限され、気分が落ち込む日々が続いた。そして2020年秋、依然続くコロナ禍の中、ふと立ち寄... -
ぽっくり逝くまで陶芸していたい ~光藤佐インタビュー~
by 森一馬初めてインスタグラムで見た光藤佐氏の作品は赤絵の鉢だった。シャープな造形に、一軒飾り気ないようでどこか優しげな漢詩が赤絵で描かれた鉢が美しく、すかさずプロフィールをチェックしたら、個展スケジュールがみっちり。インスタグラムで見られるどの写真もとてもセンスが良く、作品も高麗から美濃唐津まで幅広い... -
静岡陶芸美術館「鈴木蔵vs若尾利貞」展へ
by 森一馬窯と土がオープンした11月、多治見の若尾経先生のところを訪れた際「沼津に面白い美術館があるから寄ってみたら?」と教わったのが、表題の静岡陶芸美術館。そのチラシにはなんと「現代志野の双璧 鈴木蔵vs若尾利貞」の文字が。そしてその展示には両巨匠の作品とともに、ご子息であり当店でも紹介させていただい... -
~ラフマニノフを愛する孤高の陶芸家~澤田勇人インタビュー
by 森一馬筆者は幸か不幸か生まれながらにして絶対音感があり、聞いた音を一瞬で譜面におこせる特技を持っている。そのため時に、ふいに聴いた音が頭の中に残り勝手にコードが生成され続けたり、こういった文書を書く時、音楽があるとそちらに意識を取られ全く書けなかったり、また長く音楽の仕事をしてきたため、いわゆるポッ... -
ギークなバックグラウンドが産み出すアヴァンギャルドな白磁 ~松村淳インタビュー~
by 森一馬東武動物公園からほど近い南埼玉郡宮代町。動物公園の裏には「新しい村」という、農業体験や直売所、カフェなどを備えた地域参加型コミュニティヴィレッジがあり、東京から小一時間とは思えないほど非常にのどかでゆっくりとした時間が流れている町だ。その宮代町にある松村淳氏の工房を訪ねたのは今回で2度目。一見...
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